事例11 うつ病で障害厚生年金2級
目次
- ○ 事例11 うつ病で障害厚生年金2級
- ・受給事例の概要
- ・相談からご依頼まで
- ・請求におけるポイント
- ・結果
- ・感想
事例11 うつ病で障害厚生年金2級
受給事例の概要
・傷病名:うつ病
・年齢:50歳代
・就労状況:無職
・年金種類と年金額:障害厚生年金2級、約110万円
相談からご依頼まで
以前に当事務所がサポートして受給されている方と同じ病院に通院しており、その方からの紹介で依頼があった。
審査請求の期間が過ぎてしまっていたので再請求を行った。
請求におけるポイント
職場のリーダー的存在の者から無視される様になり、それにつれて周囲も請求者の事を無視する様になり、かなりのストレスを抱えながら勤務していた。
胃痛、不眠、会社の駐車場に降り立つと激しい動悸、常に死にたいと思う等、それでも家計の為に割り切らなければと思い、なんとか自分を抑えて勤務していたが、同僚の何げない一言で我慢の限界を超えてしまい、突然の脱力感、人間不信、様々な感情が一気に溢れ出し、涙が止まらなくなり、茫然自失の状態で就労できなくなり、心療クリニックを受診した結果うつ病と診断される。
(症状・日常生活・就労状況)
・日中はほとんど家を出る事ができなくなり、日常生活も援助がなくてはままならない。
・洗面、入浴は毎日できない。
・読み書きは、相当頑張らないとできない。
・外出は通院以外できない。
・家事などの日常生活は、同居している家族に頼り切っている状態。
日常生活において困っていること、不便なことを当職と一緒に整理し、箇条書きに記載した文書を診断書作成依頼の際に主治医に渡して参考にしてもらいました。
結果
障害厚生年金2級(事後重症)
感想
自分で行った裁定請求の時は、日常生活の困っていることを主治医に伝えきれておらず、診断書が実態よりも軽く書かれていたため不支給となってしまいました。
診断書の作成を依頼する際は、現状を整理して医師に伝えることが大切です。
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